楢川村-伝統工芸と宿場の町並みが息づく心のふるさと。
奈良井宿・贄川宿
中山道は、東海道と並ぶ関東と関西を結ぶ江戸時代の主要街道でした。そのほぼ真ん中に奈良井宿と贄川宿(にえかわ)があります。奈良井はとくに街道一の難所といわれた鳥居峠をひかえ、峠越えの旅支度を整える旅人でにぎわい、その昔、”奈良井千軒“といわれたほどの規模を誇りました。今も往時の面影を色濃く残し、その町並みは国の重要伝統的建造物群保存地区に指定され、多くの観光客を迎えています。
また隣の贄川宿には「贄川関所」があり、復元、公開されています。
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奈良井宿場祭
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木曽漆器の里、平沢
奈良井と贄川に挟まれた平沢地区は、国の重要有形民俗文化財に指定されている「木曽漆器」の集団産地です。「伝統的工芸品産地」にも指定されているここ平沢には数十軒の漆器店や工房が軒を連ね、奈良井とは違った町並み風情を醸し出しています。町内8軒ほどの「匠の里モデル工房」では漆器製作の実演や製作体験ができ、人気をよんでいます(要予約)。
また「木曽くらしの工芸館」には産地の漆器が一堂に集められ、展示即売をしています。ここにはレストランや喫茶店などもあるのでぜひ立ち寄りたいスポット。
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平沢街並み
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