信州の組織リーダー

”~より高品質の製品づくりをめざす組合~”

南澤 寛氏

利根川歯車協業組合
理事長 南澤 寛 氏

略歴

昭和12年2月生
血液型 B型
昭和30年4月 利根川歯車企業組合(当時)入職
平成元年4月 理事長に就任し、現在に至る。
長野県中小企業団体中央会 総代
     〃     〃     長野支部 副支部長

組合の現況

○組合設立 昭和25年6月企業組合として発足し、昭和45年9月に協業組合に組織変更
○組合員数 9人(従事組合員6人)
○出資金 15,600千円
○従業員 6人
○事業 歯車及び精密機械の製造及びそれらに附帯する事業

組合の抱えている課題

長年培った信頼関係により、取引先との関係も良好で、事業は順調に推移している。
課題は後継者育成と技術の向上である。組合を支えている組合員、従業員の平均年齢が高くなっており、後継者の育成が必要である。
その一方で、高精度な機械を使いこなす技術力も求められてきている。そのために、公的機関等を利用した技術研修を検討している。
取引先がISO9000シリーズを取得し、組合もそれに合わせた製品づくりが必要であり、ISOの取得も含めて考えている。

理事長の考え方

最近は歯車よりも半導体関係や医療用機械等の需要が多くなったが、歯車で培った技術を生かした製品をつくり、取引先のニーズに対応していきたい。
外注先には手形を使わず現金で決済しており、支払いを確実に行うことによって信頼関係を築いている。
組合の従業員に対しては、社会保険や福利厚生等を充実させ事業で生じた利益はできるだけ従業員に還元させるようにして「利根川歯車にいて良かった」と思われる職場づくりを心がけている。

趣味・健康法等

趣味はゴルフと山菜取りである。ゴルフは年30回程コースに出ている。
健康法は朝早く起きて一時間の散歩を日課とすることである。これにより運動不足の解消と朝早くから仕事の準備にかかれるため、一石二鳥である。
好きなスポーツ選手は巨人の長嶋監督である。最近読んだ本は田原総一郎著の「巨大な落日」。
好きな言葉は「一円融合」。皆でゆずり合って一つにまとまり仲良くやっていこうという意味である。
氏の今後の活躍と組合の一層の発展を願う。

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