●人材養成

静岡県重機建設業工業組合(静岡)

住所:〒422-8064 静岡市新川2-1-40 電話:054(285)9231 FAX:(284)5381
設立:昭和55年6月
出資金:277万円 組合形態:同業種網羅型組合 地区:静岡県
主な業種:機械土木工事業 組合員:46人 組合従業員:4人 専従理事:1人

「明日のプロ」を育成する

従業員の資格取得の促進と取得状況のデータベース化、資格証明証の統一カード化や試験案内のシステムづくり、また、各種の外部研修への参加など人材養成に努めている。

事業の背景

当業界の技術水準は高く、建設機械の種類や施工も多岐にわたっている。しかし、価格破壊など業界を取り巻く環境は厳しく、一方社会的ニーズは多様化・高度化し、これらに対応するためにはより進んだ企画発想に基づく設計・施工能力が求められている。また、経営の改善・発達を図り安定、合理化を進めるための指導教育とともに、快適な環境づくりを企画・提案できる技術者・技能者の養成が必要とされていた。さらに、「仕事を待つ」から「明日のプロを目指す人材」「仕事を起こす能力のある人材」が求められていた。

事業活動の概要

教育事業として、会員企業の若手従業員に対する「資格取得研修」として、静岡県建設業能力開発協会、静岡県建設学院の協力により1~2級建設機械施工技術者試験準備講習会を行っている。他には認定職業訓練として、建設機械運転、土木施工などを実施している。会員事業所を対象とした研修としては、建設機械整備技能実習、建設機械運転技能実習、測量技能実習、建設技能実習など計29回開催している。その他の教育事業として、安全大会を実施したほか、付帯事業として統一資格証のカード化、建設機械技能士通信教育の促進を行った。

成  果

経営者の意識改革に役立ち、従業員の資格取得意識の向上と技術水準のレベルが高まり、生産性の改善につながった。また、各種資格証の統一カード化の実現により組合事業所における効率化、従業員の労働意欲が高まり定着化に役だっている。情報ネットワーク化については情報提供、災害時緊急出勤体制の整備への展望を開いた。週40時間労働制については、法的対応ができ今後の定着化への基礎づくりができた。さらに、青年会の活発化と協調体制の高まりから後継者育成、若年就業者のレベルアップ、業界のPR等に成果を上げた。

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