信州の組織リーダー

”ふるさとの緑を守り誇りと活力に満ちた建設業を目指して”



上田市建設事業協同組合
理事長 平 野 岩 夫 氏

略歴

昭和21年8月生 血液型B型
東京工業大学工学部昭和45年3月卒
山平土建(株)代表取締役
長野県建設業協会上小支部理事
上田市建設業協会会長
長野県中小企業団体中央会総代
 〃     〃    上小支部理事昭和17年11月生 血液型B型

組合の現況

○組合設立 平成6年1月
○組合員数 56名
○出資金 674万円
○理事11人、監事2人
○事務局 3人
○事業 資材の共同購入、除雪業務、教育情報等

業界の課題・対応

地域建設産業全体の技術力アップをいかに図るかが、業界にとって大きな課題である。それに取り組んだ結果、下水道工事の施工に必要なマニュアルを完成させ、平成6年7月初版本を発刊したところ、関係者から高い評価を得た。
全国の業者、官公庁より注文を受け、現在は第3版の増刊をどのようにするか検討中である。
組合員の研修や情報交換を行う施設が必要となり、平成10年4月に、鉄骨造二階、延べ面積498㎡の組合会館を建設した。
組合会館の大きな特徴は、敷地内に「ホタル水路」を設けたことである。ホタル水路は、地域の自然環境に配慮した会館の建設を検討する中で浮上した。建設場所がもともと養魚場だったため、「水に関連した物を何か残そう」と企画されたものである。
去る10月24日には、小牧地区の小学生を含め140人の大勢の人が参加して、蛍の幼虫を放流した。やがて蛍が乱舞することを今から楽しみに心待ちしている。

理事長の考え

これからの企業は、自己の体質強化を図ると同時に、地域社会への貢献を果たすことが求められている。
組合では、毎月月例会を開き、全組合員より毎月500円を集め、年1回、地域の環境保護のボランティア活動を支援するため、『自然と環境保護への支援金』の寄付を行っている。
組合で行っている除雪作業も、上田市民への恩がえしの一助である。
神戸の震災を契機として、パソコンによる「地域防災ネットワーク」作りを目下思案中である。
会館建設を機に、組合員相互の交流と融和をはかり、技術の研鑽や経営体質の強化に努めたい。地域の皆さんにも大いに利用してほしい。

趣味等

食べものは、好ききらいなくなんでもOK。読書は、推理小説、経済関係を好んで読む。
週末、奥さんと車でドライブを兼ねて、グルメ旅行が趣味。
プロ野球は、西武ライオンズのファン。宴席でのカラオケは演歌、ポップス等レパートリーは広い。
尊敬する人は、坂本龍馬の生き方に、強く心をひかれる。
東京工大で学んだ、社会工学が理事長の根底にあり、地域社会の発展に、大いにその知識と行動力を発揮して欲しい。

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