2.設立の目的・沿革

昭和60年代より、長野県においては、車の保有台数が増加し始め、排気ガス等による自然環境の汚染が社会問題となった。一方、廃棄自動車の処理についても、野積みによる景観を阻害する等大きな社会問題となってきた。これらの問題に対応する為、平成3年6月に、(社)長野県自動車店協会が設立され、協会員を中心として、自動車販売業界の責任において、廃棄自動車の処理方法について、多年にわたり調査・研究を重ねてきた。

その結果、廃棄自動車の処理施設を建設することになり、平成6年12月に、本組合の設立総会を開き、同業者に呼びかけをし、賛同者多数の協力を得て平成7年2月に本組合が成立した。

直ちに、処理工場建設計画を立て、土地を求めたが、小県郡東部町に最適の場所が見つかった。基本設計、建設会社が決定し、平成8年8月5日に地鎮祭を行い、本格的な工事に着工し同年12月に仮渡しとなった。

平成9年1月20日、関係者多数の出席のもと、盛大に竣工式が行われ、組合として産業廃棄物業の許可を得て、1月21日に廃棄車の解体処理事業を開始した。

廃自動車のストックヤード
廃自動車のストックヤード

工場が完成するに至るまで、消防署、保健所、地方事務所、県生環部等、関係行政機関との許認可、届出等の他、地元住民、河川関係者の了承を得るなど、短期間における折衝は大変な作業であった。

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