光・風・旅

おでかけください
鬼無里村(きなさむら)

谷の都、鬼無里は山に囲まれた奥深い村で、毎年多くの観光客が訪れます。特に日本一を誇る水ばしょうは、その清楚な姿から春を彩る白い妖精だといわれます。雪深い奥裾花の目ざめは、水ばしょうからスタートします。しかし平成7年7月に発生した集中豪雨災害により被害をうけ、平成8年度休園、平成9年度は復旧工事の為休園、平成10年度の今年は開園することができ、水ばしょうのシーズンはたいへんにぎわいました。今池の大群落は日本一であり、水ばしょうを育てるブナは『母なる木』と呼ばれ、多くの森の幸を実らせて動物たちの安住の場所でもあります。

祇園祭の屋台祇園祭の屋台

また鬼無里村は、歴史が語るように交通の要衝として文化が栄えた村でもあります。山国文化伝承館に保存されている祇園祭の屋台も村の誇りです。また歴史民俗資料館には、日本固有の高等数学、算学の大家寺島宗伴に関する資料や江戸時代の僧、木食上人といわれた山居が彫った山居仏、特産の麻の歴史なども展示されていて、鬼無里の文化の厚さを今に伝えています。

7月になりますと鬼無里はアウトドアの素晴らしきフィールド、キャンプが始まります。奥裾花キャンプ場と品沢高原キャンプ場があり、野生の動物・高山植物、地質・化石、伝説等野外観察には最適地です。
心のやすらぐふるさとづくりを進めていくうえで、ふるさと体験館、ふるさとの館があります。ふるさと体験館では、そば打ち、おやき作りが体験できると同時に鬼無里の素朴な味覚や珍しい土産のショッピングが楽しめます。ふるさとの館は、古い民家を移築したもので散策をはじめ、自然体験、田舎の生活体験の拠点としてご利用いただけ、宿泊可能です。

他に、温泉につかり情緒を楽しむ国民宿舎奥裾花温泉鬼無里荘があり、一日の疲れを広々とした大理石浴場でとり、ゆっくりくつろぎお楽しみになるのもよろしいかと思います。
ぜひ、一度鬼無里村を訪れてみてはいかがでしょうか。自分自身がとても素直になれて、人の心をなごませてくれることだと思います。

交通ガイド

    奥裾花自然園(日本一の水ばしょう群落)
    長野駅からバス2時間・徒歩30分

問い合わせ先

    鬼無里村役場観光商工課
    TEL 026-256-2211

目次に戻る