信州の組織リーダー

組合員の結束と和が基本
~地域社会とのふれあいを求めて~

曲尾保博氏
須坂市水道工事協同組合
理事長 曲 尾 保 博 氏

略歴

    昭和12年2月生 血液型 AB型
    昭和30年3月県立須坂高等学校卒 
    昭和41年に個人で管工事業を始め、昭和43年に㈱三恵を創立し代表取締役として今日に至る。昭和55年に須坂市水道工事(協)理事長に就任し、現在に至る。
    長野県水道工事業(協)連合会副会長
    長野県ガス事業(協)専務理事
    長野県中小企業団体中央会総代
        〃       須高支部副支部長

組合の概要

    組合員 20人、出資金 2,261万円、理事5人、監事2人
    理事会 毎月一回開催
    青年部 6月30日に20人で設立
    委員会 4委員会(教育指導・福利厚生・工務・資材)
    職員2名

組合の事業活動

  1. 資材等の共同購買事業
  2. 教育情報事業
  3. 福利厚生事業
    三つの事業は各委員会で協議し、理事会の承認を得て実施している。組合員や従業員の技術向上等のための各種講習会の開催や、親睦のためのスポーツ大会は積極的に実施している。

組合(業界)の課題

    水道法の改正のため、従来の市町村ごとの指定工事店制度が廃止となり、これからは新規参入が増えて来る見通しである。
    そのため、どのようにして組合員の結束を強固にし、組合を維持発展させるかが課題である。
    この業界は、地域の人々の生活に密着した仕事をしており、いかにして、住民サービスに努め、地域社会へ貢献するかが重要な課題である。
    去る6月1日に例年行っているボランティア活動を行った。
    80歳以上の一人暮らしのお年寄り宅を訪問し、無料で水漏れ等の点検や修理を行い、皆さんから大変感謝された。

理事長の考え方

    組合の基盤強化のため、近い将来周辺の町村を含めた広域の組織化を行いたい。
    後継者の育成のため、青年部の活動に協力していきたい。厳しい時代を迎え経営者の世代交代が進んでおり、自らも65歳を目途にして理事長、社長職を退いて後継者に道をゆずり、これまでとはちがった生き方をしたいと考えている。

趣味、健康法、好きな言葉等

    健康法は近くの温泉に入り、心身共にリラックスすることと、野山を散策し、適度な運動をすることである。酒は飲む機会が多いので、適量を守ることを心がけている。
    趣味は旅行で、古都奈良の寺巡りが好きである。将来、現職を退いた後は、好きな油絵を描いてみたいと楽しそうに夢を語った。
    好きな作家は司馬遼太郎で彼の著書を愛読している。プロ野球は巨人、大相撲は若乃花のファンで、横綱昇進を大変喜んでいる。
    好きな言葉は「静」。現在は、仕事に追われている毎日であり、「動」の状態であるが、人生後半を心静かに暮らして行きたいという、氏の願いがこめられている。
    業界の発展のため、氏の一層の活躍を願う。


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