B−41南九州畜産残渣処理協同組合(宮崎県) |
■所在地:〒885-1311北諸県郡高城町大字有水1941番地■電話番号:0986-53-1041■FAX番号:0986-53-1850■組合員数:7人■出資金:700万円■設立:平成13年10月■地区:宮崎県鹿児島県■主な業種:飼肥料製造業■組織形態:同業種同志型組合■組合専従者:1人■専従理事:1人 |
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畜産残渣の家畜種類別分別処理システムの構築 |
国が要求する家畜種類毎の分別処理施設を、国や県の助成制度をできるだけ活用し、組合員の負担を最小に、かつ利用しやすい方式で構築した |
■背景と目的
牛海綿状脳漿(BSE)を発症することのない安全な肉骨粉の製造及び供給体制を構築し、畜産資源リサイクルの推進と地域の畜産振興に貢献するため、と畜場や食鳥処理場において発生する畜産副産物を畜種別に区分し、かつ国際基準に適合した高度滅菌処理設備を完備した化製処理施設を整備する事業に取り組むこととなった。
■取り組みの内容
事業推進にあたっては、国と県の支援策(畜産振興総合対策事業やBSEフリー肉骨粉供給体制整備事業等)や資金の助成制度をできるだけ活用した。また組合活動においては、組合員の南国興産鰍ニ桐谷物産鰍フ敷地内に処理施設を整備することにより、組合員の設備投資負担を軽減している。また、1ヵ所に原料を集約して共同処理することにより、従来よりも製造コストの削減を図ることができた。さらに近い将来、牛背柱が危険部位に指定された場合も、共同処理施設を共有することにより、最小のコストで効率的な運用が可能となっている。
■成果
家畜種類毎の分別処理システムが完成し、稼働させた結果、予定どおりの処理が行なわれ、処理量についても当初の目標を達成する予定である。畜産残渣処理システムの構築に際しては、組合員全員の意識統一、役割分担の明確化とそれに沿った組合員の活動が成果に結びついたものである。今後は、焼却処分される家畜副産物をバイオマスエネルギーに変換し再利用するなどの新しい試みが要請されている。 |