B−15須坂商業サービス協同組合(長野県)
■所在地:〒382-0000須坂市大字小山1278-1■電話番号:026-246-4721■FAX番号:026-245-5098■組合員数:159人■出資金:159万円■設立:平成元年12月■地区:須坂市■主な業種:小売業、サービス業■組織形態:カード組合■組合専従者:1人

“須坂小判”で地域商店の活性化
厳しい環境の中でもロマンを持ち、知恵を出し合い、停滞している商品券を新しい企画で再構築。仲間の輪を広げ、これを梃子に地域商業の活性化を目指す
■背景と目的
都市間競争の激化により、地方の小都市を取り巻く環境は、厳しさを増している。須坂市も例外ではなく、消費者の流出に晒されており、この引き止めが地元商店にとっては、焦眉の急となっていた。その対応策の一環として、考え出されたのが地域商品券であったが、平成10年度の8,273万円をピークに急速に減少、13年度には6,000万円の大台を割り込んでおり、以降停滞状況が続いている。この状況を打破するには、商品券の発行に何らかの工夫が必要であった。研究すること約1年、議論を重ねる中で、組合創立15周年の記念事業として生まれたのが、小判型の金属商品券であった。

■取り組みの内容
小判型の金属商品券は、他県視察の中で生まれたアイデアであるが、厳しい時期でも小判ザクザクといったような夢や遊び心も必要として“須坂小判”と名付けた。このことが小判のデザインにも現れ、人気を呼ぶ一因にもなっている。しかし一方で、一種の地域通貨としての商品券の性格を考えれば、現在の組合員159名だけでは、流通範囲が小さすぎるとの意見もあり、加盟店の募集に踏み切った。組合員の努力もあり、地域の大型店、近隣の温泉旅館など約1 0 0 軒の参加も得て、260店舗・施設で事業がスタートした。

■成果
発行額2,000万円は、予約期間10日間で完売した。流通期間中の加盟店売上は、発行額の2倍、約4,000万円を想定しているが、達成は固いと見ている。記念事業としての実施で、実験も兼ねているため、期間内で投資額を回収する計画はないが、今後地域商店の商品券に相応しい特典、利便性等のコミュニティ性を持たせることにより、かなり高い地域浸透性を持っていること、金属商品券であるため一定期間の流通も耐えられることから、附加サービスの工夫次第で、大きな発展も考えられる。