B−14下伊那生コン協同組合(長野県)
■所在地:〒395-0002飯田市上郷飯沼521番地1■電話番号:0265-24-1788■FAX番号:0265-24-1719■組合員数:13人■出資金:1,250万円■設立: 昭和48年12月■地区:飯田市、下伊那郡■主な業種:生コンクリート製造業■組織形態:同業種同志型組合■組合専従者:7人

ゴミ焼却時の残渣を再利用した生コンクリートを開発
ゴミ焼却場から排出される「スラグ」を生コンクリートの原材料として活用した「スラコン」を開発
■背景と目的
平成15年3月、「南信州広域連合」として、飯田・下伊那地域17市町村で、新しい焼却場「桐林クリーンセンター」を開設した。同施設には、ゴミ処理の最新技術である「ガス溶融システム」を県下で初めて採用しており、有害物質の排出を極力抑え、これまで灰として埋め立てていた焼却残渣の70%を「スラグ」として再資源化することを可能としていた。その「スラグ」を生コンクリートの原材料として活用することにより、「スラグ」の廃棄処分量を減量し、枯渇が予想される天然資源を補うことを目指した。

■取り組みの内容
平成13年2月、新焼却場着工に伴い、「スラグ」の生コンクリート化を着想、「スラグ」の化学分析資料をセメントメーカーと検討し、生コンクリートへの使用に問題はないことが分かった。そこで、14年3月に第1回試験練りを、翌年3月には第2回試験練りを行った。その結果、(1)生コンクリート材料のうち、砂の一部を焼却灰スラグと置き換えて使用ができる、(2)圧縮強度試験、塩化物含有量試験、色等について、通常骨材と比較して遜色はない、(3)コンクリート使用範囲は、土木無筋コンクリートが適当である、との見解を得るに至った。

■成果
平成15年度の飯田市小規模道路改良工事に使用し、圧縮強度、色ともに実験と同様の成績が得られ、通常骨材使用と比較し遜色ない結果を得ることができた。この実用化により、「スラグ」廃棄の減量が可能となり、枯渇が心配される天然資源を補うことが期待されている。