B−5 協同組合島田計器部品センター(静岡県) |
■所在地 〒427−0024 島田市横井1−5356−7 ■設 立 昭和61年7月
■出資金 540万円 ■電話番号 0547−35−4011 ■FAX 0537−35−4304
■地 区 島田市 ■主な業種 自動車用部品等製造業 ■組織形態 下請組合
■組合員数 108人 ■専従理事 1人 ■組合専従者 21人 |
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中小製造業者108社による共同納入事業 |
自動車部品メーカー108社が共同で部品納入を行うことで、ジャスト・インタイム生産方式に対応している。現在は電子かんばん方式の導入を検討中。 |
■ 背景と目的
自動車計器大手「矢崎計器(株)島田製作所」のかんばん生産方式の導入に際して、取引業者が当該方式の円滑な導入を目的に、昭和61年7月、組合を設立した。その後、同社の天竜工場、榛原工場、同じく系列のケーブルテクニカ(株)への部品納入を行い、現在に至っている。
■ 取り組みの内容
矢崎計器(株)がかんばん生産方式の導入するにあたり、その取引業者に対しても同方式の導入要請があった。取引業者の間では、多頻度納入によるコストアップを懸念し、共同で物流業務を行うことを検討した。当初は、数十社で共同納入事業への参入を検討していたが、スケールメリットを活かすため、同社を通じて多くの中小取引先メーカーへの参加を促すこととなり、設立時には112社が結集した。現在行っている事業は、@遠方の業者からの部品受入・保管、受入れた部品を払い出し矢崎グループの企業への搬入を行う(保管・搬入業務)、A組合の集配車が組合員の事業所を回り、部品の引き取りを行う(集配事業)、B使用済みの空箱を組み立てラインから回収し、組合で仕分・保管後返却する(通箱返却)のほか、教育情報事業、外国人研修生受入事業にまで業務を拡大している。
■ 成果
ここ数年、自動車業界では、電子かんばん方式への移行が進んでいるが、中小製造業者単独では導入が難しいとされており、この分野でも組合を核として積極的に取り組んでいる。 |