| A−21 豊浜水産物加工業協同組合(愛知県) |
■所在地 〒470−3412 知多郡南知多町大字豊浜字月之浦1番地の88
■設 立 昭和34年12月 ■出資金 1,391万円 ■電話番号 0569−65−0511
■FAX 0569−65−0512
■地 区 南知多町 ■主な業種 水産物加工業 ■組織形態 同業種同志型
■組合員数 18人 ■組合専従者 2人 ■URL http://www.aiweb.or.jp/toyohama |
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| 新しい味覚“魚醤”で地域の活性化にチャレンジ |
| 県の食品工業技術センターと連携した新事業として、南知多町の隠れた水産物であるカタクチイワシを原料とした魚醤を開発した。多様化する消費者趣向、再活性化が望まれている観光事業や近海水産業などを背景に新しい特産品として期待を集めている。 |
■ 背景と目的
当組合は資材購入を主な事業としてきたが、取扱量は昭和61年度の4億円をピークに最近では4分の1まで減少していた。一方、南知多町は脂の乗った良質のカタクチイワシの産地であるが、主に飼料向けとして取り扱われていたため、これを材料とする高付加価値製品の開発が以前からの課題であった。そうした中、県の食品工業技術センターから提案があったのが、カタクチイワシを原料とする魚醤づくりである。
■ 取り組みの内容
組合では、これを将来の特産品となりうると判断、同センターの指導のもと、平成12年春より開発に着手した。製法の決め手は、浜に揚がったばかりの新鮮なカタクチイワシにある。カタクチイワシを仕込む実験は、1トライアル1年を要したが、年間を通して15〜25℃を保てる仕込み室の温度管理が功を奏し、1.8tを仕込んだ1回目の実験で良質な魚醤が得られた。また、熟成期間中に起こる魚のオートリーゼ(自己消化を利用した醸造方法)によって、魚醤特有の不快臭の発生も認められないという素晴らしい結果が得られた。早速、販路獲得を開始、商品名も「しこ(カタクチイワシの方言)の露」と命名し、12人のプロジェクトチームを編成して市場調査に取り組んだ。組合としては未経験の販売事業であるが、地元産品コーナーでの試売までこぎつけた。
■ 成果
わが国では、日本海沿岸の一部を除いて魚醤は一般的ではなく、消費者への浸透は容易ではないのも事実である。今後のアプローチとしては、地元旅館、料理店、醸造メーカーへのアタックが企画されており、南知多の食材を魚醤で調味した名物料理などが俎上にあがっている。また、新しい味覚や純粋な自然食品を求める消費者をターゲットとして、インタ
ーネットを利用した販売も計画している。 |