C−18 協同組合ながのリサイクルテクノ(長野県)
所在地:長野市 設立:平成8年5月 組合員数:7人 出資金:140万円
地区:長野市、 上田市、 飯山市 主な業種 電気メッキ業 化学機材製造業
組織形態:環境対応型組合 専従理事:− 組合専従者:−
URL:http://www.alps.or.jp/nrt/

ケミカル廃棄物の環境負荷軽減技術を提案
金属エッチング工程から発生する廃液による環境負荷を軽減させるため、 再生技術と関連機器の開発を異業種6社の共同研究により成功させた
 環境問題は企業の存続にかかわる問題として避けては通れない状況にある。特にメッキ業界の与える環境負荷は大きいため、他産業に比べ負荷軽減のための努力が強く求められている。しかし排出されるメッキ廃液は性質が多岐にわたるため処理技術についても自らで開発することを余儀なくされることも多い。特に環境負荷の軽減は公害防止と異なり、廃棄物の無害化廃棄に止まらず、廃棄物の量を低減させるといった課題が課せられている。
 金属エッチング工程から発生する廃液も適切な処理技術がなく、業界からも技術開発の要望が強かったため研究開発に踏み切った。
 開発には相当の資金が必要になるが、幸い異業種による共同開発のため、融合化事業の対象になり3年間で5,700万円の補助を受けられることになり、この補助金をベースに開発に着手した。要素技術の開発、処理システムの開発、実験機の試作、商品化研究と商品化試作へと開発を進め、着手から3年目の補助期限間近に開発が終了し、商品名「DERシステム」が誕生した。この種の開発には電気、化学、機械等様々な技術が必要となるが、要素技術の部分は組合員の専門技術に依存し、装置の取りまとめ、実験の分野は組合が実施するなど、分担・分野を分けて開発の効率化を図った。研究や実験に携わる要員は組合員から派遣し、場合に応じて大学や公設の試験研究機関の指導も受けた。
 「DERシステム」1号機は実際に工場現場で稼働させ運転結果のデータを収集し、より良いシステムとするための改善も行っているが、一部業界からも引き合いが入っている。一方組合員にとっては、今回のような専門市場を対象とした商品の開発は始めての経験であったため、学ぶところも多く、これが新しい取引を開始する要因ともなっている。(図表等略)