C−35 協同組合西日本物流システム(福岡県)
■住所:〒811-2108 糟屋郡宇美町ゆりが丘2-2-11 ■設立:平成6年6月
■出資金:61,800万円 ■電話番号:092-931-0331 ■FAX番号:092-931-0332
■組織形態:卸団地組合 ■地区:福岡市、志免町 ■主な業種:卸売業
■組合員:9人 ■組合従業員:3人 ■専従理事:1人
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オンライン化によって生きた情報に基づく物流を実現
 物流の効率化を図るため、共同物流センターを建設し、CPUでオンライン化することにより得意先との関係強化や物流コストの削減等が実現できた
 物流の効率化を図るため、見える物流(生きた情報に基づく物流)をコンセプトに設立された共同物流センターであるが、「必要な商品を必要な時に必要な数提供する」といった得意先小売業のニーズに応えることができ、得意先とのリレーションシップが強化できた。
 施設の運用はすべてコンピュータ化し、参加企業とオンライン化してリアルタイムでセンターでの作業内容を確認できるシステムを完成させた。これにより、物流作業の効率化と納品時間の短縮、作業人員の削減、在庫量の削減、欠品率の減少、物流コストの削減等の効果を得た。しかし、当センターは、総床面積13,086m2と規模は大きいものの、全体からすると稼働率は60%程度であり、生産性が低いため、今後、次のような方向でセンターの生産性を上げていくことを考えている。
@物流センターの稼働率の向上
 組合員の物流部門の当センターヘの移行の促進と、員外利用の促進で、稼働率(特に閑散期の稼働率)を向上させる。現在ホームページで員外利用を促しているが、システム的な販促活動も行う。
A売却も含めた余剰資産の有効活用
 余剰資産特に空き地の売却と余剰施設の賃貸が考えられる。また、当センターは大量の荷捌きが常時できるシステムになっているが、物流の繁閑に合わせたフレキシブルな設備改善が望まれる。
Bこの他、今後新たな共同事業の実施などがあげられる。(図表等略)