A−3 企業組合かわうちとくさん(福島県) |
■住所:〒979-1201 双葉郡川内村大字上川内字早渡11番地の24 ■設立:平成11年4月
■出資金:104万円 ■電話番号:0240-38-2265 ■FAX番号:0240-38-2265
■実施事業:特産品の製造販売、飲食店
■組合員数:39人 ■専従理事:1人 ■雇用従業員数:39人
■URL:http://www.vill.kawauchi.fukushima.jp/ |
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でっかい自然のまるかじり |
村おこしを事業として確立するため、企業組合を設立し、特産品の販売力の強化を図るとともに、新たな事業として手打ちそばの食堂を始め、村内への新たな誘客を実現した |
人口減少が続き、さびれるばかりの村に、活気を取り戻すために商工会が中心となり、村おこしに取り組んできた。その村おこしを事業として確立し、拡大するため企業組合を設立した。
事業は特産品の製造販売と飲食店(手打ちそば)の経営である。特産品の製造販売については、生産者毎に行われてきた販売元を企業組合に一本化し、特産品としてイメージの向上を図り、イベント中心の販売から常設の販売に切り替えることにより売上の拡大を図った。当初の売上目標を達成するとともに順調に売上を伸ばしている。
飲食店については、村内でのそばの生育・収穫、そば打ち名人の育成から行い、そば粉100%の手打ちそばを始めた。そば打ち体験もできる施設として人気が高く、週末は首都圏から団体客が訪れるなど、川内村の観光スポットの一つに成長した。
全国各地で村おこし事業が行われ、特産品の開発はできたが、販売までには至らなかったという事例が多い中で、一定規模の売上を確保し、また手打ちそばの食堂経営により村内への新規の誘客を実現した。組合員も具体的な事業の成果が見えたことにより、組合事業に対して参画意識が高まり、また村おこし事業の実現に向けて自信を深めている。
成功要因としては、メンバー間の和と村おこしに対する熱意、村や商工会などの各種団体の支援、販売手法として特産品の販売元を組合に一本化したこと、常設の販売所を設置したことがあげられる。(図表等略) |