A−18 エア・テクノ事業協同組合〔長野県〕
■組織の種類:融合化・異業種連携組合
■住所:〒390-1242 松本市和田3967-74 TEL.0263-40-1032 FAX.0263-48-1173
■設立:平成6年8月 ■組合員:5人 ■組合従業員:1人 ■出資金:50万円 ■地区:松本市
■業種:機械製造業、プラスチック成型業、梱包材加工業、ソフトウェア開発業

小さな組織による大型開発への挑戦
脱フロン技術の開発を急いでいる半導体関連市場へ、小規模企業の組合が融合化によりフロン代替冷媒を使った超低温技術の開発で参入に成功した。
■設立の経緯
 当組合はバブルの崩壊以降の受注減に伴い、経営の先行きに不安を抱いていた松本臨空工業団地内の有志5社により組織したものであるが、この5社は以前から交流があり、かねてより脱フロン技術の開発を急いでいる半導体関連市場に焦点をあてて事業機会を検討していた。検討の結果、方向が見えてきたのを契機に融合化による新事業開発に踏み切り平成6年8月組合を発足させた。

■活動の概要
 平成7年に融合化の指定を受け、開発テーマについて技術及び市場面に関する詳細な調査を行い、開発製品のイメージを具体化する中で開発課題の絞り込みを行い、同時に要素開発、システム開発の分担を決定し組合員全員で開発活動に入った。平成8年度の半ばに第一号テスト機が出来上がり基礎データの収集に入った。平成9年度には性能向上の必要性が生まれ、研究の成果として「二段冷凍方式」が開発され、現商品が生まれた。
 開発装置は、IC製造ラインの搬送部分を担った関係から「ICハンドラ用脱フロン超低温冷却装置」と名付けられ、性能概要は「脱特定フロン空冷二元冷凍方式による空気冷却装置」でマイナス65度Cからマイナス125度Cの範囲でコントロールできるとしている。

■成果
 装置完成のめどがついた平成8年秋頃から市場開拓に入り、展示会等を通じて徐々にPRに努めてきたが、開発終了と同時に引き合いが始まり、平成10年度以降平成11年8月までに8セットの販売実績を残している。この種の技術は、対象が先端的産業に属するため、研究開発の対象分野が多岐にわたるうえ、要求される品質レベルも高いため、小規模の企業では通常手のでない事業分野であるが、当組合は、挑戦し開発に成功した。個別に持つ技術力の組み合せ(融合)が適切であり、参加企業の意識が高ければ、融合化活動は想像以上の成果を生むことを如実に示している。