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○集団化・共同事業の背景
徳島市、小松島市、板野郡北島町、松茂町、名西郡石井町の住・工混在地区で操業していた各企業が、騒音、車の出入りでの地域住民に対する迷惑を解消するため、徳島県マリンピア沖洲産業団地進出を計画、準備会を設置した。鉄鋼、食品、印刷、木工の4グループが進出を計画していたが、審査を受ける段階になってバブル経済崩壊の影響を受け各グループとも脱落者が相次ぎ進出企業がまとまらない状況になったため、各グループの進出希望企業で異業種の組合を設立して工業団地を建設し共同事業を始めた。
○事業活動の概要
団地進出によって、組合が一般金融機関から資金を借入れ組合員に転貸する金融事業、鋼材・非鉄金属・一般工具の共同仕入、同産業団地内に立地する協同組合マリンピアロジテックと契約したガソリンの共同購入事業、切手・印刷・タバコ・ジュースの販売事業、組合員従業員の福利厚生のための食堂事業、共同駐車場事業などを実施し、組合員の利益・利便性の向上に貢献している。
○成果
住・工混在を避けるために建設された徳島県マリンピア沖洲産業団地に進出したことによって、操業・車の出入の騒音による地域住民に対する迷惑は解消され、その上、@職場環境が好転し働きやすくなった、A取引先からの信頼感がアップして商談にプラスになった、B雇用面において採用がしやすくなった、などの成果があり、また組合員が同じ団地内で操業しているため、組合員同士が親近感を持つようになり近な存在となって、C高額機械・設備について組合員間で相互利用できる、D経営についての情報・相談等、組合員間で助け合える、E技術について組合員間で相互補完ができる、などの成果もあり、団地化の成果は計り知れないほど大きい。成功の要因は、異業種で進出企業をとりまとめる斡旋をした県中小企業団体中央会の努力並びに県への申請書作り、規約作りに力を注いだ役員の努力及び当初は異業種の集まりでなじみのなかった組合員の共同意識を高め一体性を維持するようにリードしてきた三役のリーダーシップにある。
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