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○事業の背景
板金技能とは高度な専門的技術を要する技術であるが、昔ながらの職人気質が残る業界であった。しかし、建築需要、建築材料の多様化が進むとともに、必要な技能が高度化し、体系的な技能者の養成を行うことが必要になってきた。これらに対応するため、任意組織であった昭和29年当時から板金技能者の養成を開始するなど、組合員事業所の技術者養成に取り組み、業界体質の改善と強化を目指してきた。建設省は建設板金業界に対する指導要項で、2級建築施工管理技師の免許取得を進めているが、組合ではこの指導要項に沿って良質な工事の施工を目標に掲げ、技能検定取得の推進を図るとともに、さらに進んで「施工性能保証の制度化」を目指している。
○事業活動の概要
組合では、内部に6つの委員会を組織し、その中の指導委員会が主体となり技能検定受検準備講習会を実施している。具体的には、技能検定試験開催前に技術講習会を2日間、学科講習会を1日間開催している。また、優秀な技能者を育成することによって施工性能保証を実現することを目指し、平成8年度から9年度にかけて、県の「中小企業人材育成プロジェクト事業」の認定を受け委員会を組織した。2年間にわたり調査研究を実施し、さらなる板金業界の発展を目指し優秀な技能者を養成するため、福島県板金高等職業訓練校の認定と標準化テキストの作成に向けて事業を展開した。
○成果
技能検定講習会の成果として、現在約200名(平成9年度は1級合格者4名、2級合格者8名)が技能士として認められ、福島県板金業界のレベルアップにつながっている。また、全国技能技術競技大会では毎年福島県から上位入賞者が出ることからも技術レベルの高さがうかがえる。また中小企業人材育成プロジェクト事業で取り組んできた成果として、組合では平成10年4月に認定を受け板金高等職業訓練校を設立した。このことは長年の人材養成事業が認められた結果でもある。また、テキストとして@施工性能保証制度のしくみA標準仕様書B標準仕様書の解説C検査チェックシートD積算の手引き、以上5冊が完成した。平成10年度からは認定職業訓練校としての事業を本格的に開始し、254人が受講している。
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