B−34 協同組合パオ(岡山県)
■(店舗名:新倉敷ショッピングセンターパオ)
■住所:〒713−8102 倉敷市玉島1962−3 ■電話番号:086(522)6900 FAX:(522)6848
■設立:昭和53年8月 ■開店:昭和54年3月 ■組合員:25人 ■テナント(非組合員):18人 
■出資金:9,200万円 ■店舗形態:ショッピングセンター型 ■店舗全体従業員:235人 
■店舗構造:地上2階、建物面積12,645u、売場面積15,119u、駐車場1,237台 
■併設大型店:マイカル新倉敷サティ ■組合職員:7人 ■専従理事:4人

独自のカードを開発し健闘している共同店舗
 ポイントカードにプリペイド機能を付加するシステムを開発。これを販促事業に全面的に活用したことにより、売上げ・来店者数は大きく増加している。
○事業活動の背景
 当店舗は、昭和54年、新倉敷駅から約1q離れた産業道路沿いに開店した。平成2年には、売場面積を1,200u増床するリニューアルを実施、年商も100億円を超す本格的なショッピングセンターに躍進していた。しかし、ここ数年、周辺地域に大型店の出店が相次ぐなど、店舗間・地域間の競争が激化の一途を辿っており、商圏は狭められていた。

○事業活動の概要
 カード時代の到来を予想して、独自性を持ったカードの研究を続けた結果、ポイントだけでなく、プリペイド機能を備えたカードの開発に成功、これを店舗のリニューアルと同時に導入した。さらに、現金だけでなく、ポイントもプリペイドに変換するパオパオロボットを京セラと共同で開発し導入した。これは、現金をプリペイドカードにすると5%の特典が、さらにそれで買物をすると100円に付き1点のポイントが付与される。加えて、パオパオクラブに入会すると、5%の特典が7%に増加される。ポイントは、そのままプリペイドに変換できるほか商品券との交換も可能である。現在、このカードの会員数は60,000人にも達している。この他、情報交換や販促打合せを行うため、核店舗との連絡協議会を設置、各種イベントや売出し等を実施している。

○成果
 プリペイドとポイント両方の機能を備えたカードの開発により、平成8年度の売上高・来店者数ともに増加している。さらに、魅力的な活用方法を考案することにより、売上げアップを目指している。