| A−26 兵庫県手延素麺協同組合(兵庫県) |
■住所:〒679−4167 龍野市龍野町富永219−2 ■電話番号:0791(62)0826 FAX:(62)3838
■設立:昭和24年8月 ■業種:素麺製造業 ■組合員:753人 ■出資金:179,932万円
■地区:兵庫県 ■組合職員・従業員:86人 ■専従理事:1人 |
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| 手延素麺日本一で、新しい市場を目指す「揖保乃糸」 |
| 播州手延素麺は、農家の副業で出発。環境の変化を品質重視の戦略的な共同事業で克服し、日本一の素麺ブランドに育ち、新たな消費の喚起をも目指す。 |
○事業活動の背景
播州素麺は江戸時代から続く産地である。組合も創立110年という歴史を持ち、明治初期から品質重視の活動を続けている。その間、地場小麦粉の確保難と組合員の減少、輸入品の増大、価格破壊に伴う流通側からの強い値下げ要求など、環境変化による危機に遭遇していた。
○事業活動の概要
揖保乃糸の需要が増大する中、原料確保のため地場製粉会社から大手製粉会社へ購入先を転換、地場製粉会社の系列生産者の脱退を伴ったものの新規開業者の勧誘と指導を粘り強く続け、組合員も増加した。また、伝統の製法を活かしつつ乾燥機など機械化を推進し、新製品を開発することによって生産が増加するとともに、シェアが拡大した。さらに輸入品への対抗のため、生産調整を行い共同販売を徹底的に実施した。関東地区や冬場と若年層の消費喚起をねらいPRやCM投入などマーケティングにも注力している。そのほか、揖保乃糸資料館「そうめんの里」を建設し、地元住民を始め、観光客など来館者にそうめんの歴史・製法、そうめんを使用した新しい料理等を紹介している。
○成果
近年、素麺業界は価格破壊等により売上げが減少傾向にあるが、当産地は数ある素麺産地の中で、シェアーは36%とトップを占め、成長を続けている。スーパー等小売店舗の8割が揖保の糸を扱い、特約店の引合いは生産能力を上回り、6月までの共同販売で全製品が完売されている。技術の難しい高級品を目指す生産者も増加し、新規開業者が毎年あることも産地の活力を示している。常に、新たな地域、季節、世代にねらいを定め、消費を喚起する組合事業が組合と組合員を燃え立たせているものとみられる。組合が目標を明示して戦略的に行動し、組合員が強い信頼をもって、一致協力するところに、当産地の成功要因がある。 |