| A−14 伝統小田原漆器協同組合(神奈川県) |
■住所:〒250−0014 小田原市城内1−21 ■電話番号:0465(22)4896 FAX:(23)4531
■設立:昭和33年6月 ■業種:木製漆器製造業 ■組合員:7人 ■出資金:78万円
■地区:小田原市 ■組合職員・従業員:− ■専従理事:− |
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| 漆器の伝統を守る古くて新しい小田原漆器 |
| 小田原漆器は室町時代の中期に始り、今日に至っている。昭和59年に伝統的工芸品に指定され、人材養成、新製品開発、販路開拓事業を実施している。 |
○事業活動の背景
消費者ニーズの変化、生活パターンの多様化・個性化、中国漆器の進出などにより、小田原漆器は生産・出荷が急減し、組合員の廃業、職人の転職が相次つぎ、組合の運営基盤等が弱体化してきた。このような中、小田原漆器と他製品との差別化を図るため、特に当産地の弱点である漆塗りの技術向上に取り組むとともに、用途開発として、洋間に適した新製品の開発に取り組んだ。
○事業活動の概要
昭和59年に、伝統的工芸品として小田原漆器が指定されたのを契機に、行政機関と密接に連携し、約12年間にわたって、人材養成と新製品開発を中心とした振興事業を着実に実施した。人材養成を行うに当たっては、県工芸技術センターの協力を得て、弱点である漆塗りの技術向上を図るため、小田原漆器の特徴であるすり漆塗りから木地呂塗りまでの実地研修を30回実施、延120人が受講している。また、品質向上を図るために、ろくろ刃物鋳造実技研修を10回実施、延148人が受講している。新商品開発では、これまで膳・二段重・盆などを開発し、工芸品展等に出品している。
○成果
人材養成事業により漆塗りの技術が向上し、小田原漆器の品質が向上した。若干知名度が低くかった小田原漆器も、ある程度まで知名度を高めることができた。また、組合員も後継者育成、技術磨き、販路開拓なども意欲をもつようになり、伝統工芸士が7名誕生するとともに、鎌倉彫などの産地との技術交流が進んだ。小田原漆器が「伝統的工芸品」として認められ、組合員・役員が一丸となって振興事業に取り組んだことが大きな成功要因である。 |