B−33 広島中央通商店街振興組合(広島県) |
■住所:〒730 広島市中区堀川町5−1 ■電話番号:082(246)1551 FAX:(246)1551
■設立:平成3年5月 ■組合員:80人 ■出資金:3,010千円
■商業集積のタイプ:広域型商店街 ■職員:2人 |
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近隣商店街と協力し、共同駐車場を設置 |
モータリゼーション化により郊外店に向いている消費者を取り戻し、集客力をさらに高めるため、近隣商店街と協力し共同駐車場を設置。これにより、駐車場不足問題を解消。 |
○事業の背景
モータリゼーション化により、相次いで郊外に大型店が進出し、消費者は郊外に流出した。広島市中心部の商店街はこれに危機感をもち、各商店街ごとにイベントを行い、また年に1回、春まつりを各中央商店街が協力して実施し、一大イベントを繰りひろげている。当商店街も好立地条件と、広いスペースを有効に活用して「餅つきゼンザイ大会」、「和太鼓演奏」を行うなど来街者の回復に努力してきたが、イベントの集客力効果も頭打ち状態となった。その際、以前から懸案であった駐車場不足問題が一気に表面化した。
○事業の概要
少しでも来街者の不便を解消し、商店街にもプラスになる方法を広島市中央部商店街振興組合連合会と検討した結果、共同駐車場を設置することとした。各商店街はイベントの共同開催の実績があり、共同駐車場に異論はでなかった。また、当組合が中心となり、積極的に駐車場経営者の説得を行った結果、61カ所の駐車場を確保することができた。共同駐車場を利用した来街者が加盟組合傘下の店で買物をすると、店は買物の金額に応じて駐車券を渡し、来街者はそれを駐車料金の支払に当て、余分があれば次回に利用できる。連合会が月1回駐車場から券を回収し、駐車場に一括して支払うシステムとなっている。
○成 果
共同駐車場設置により、来街者が増加し、売上増に結びついた。組合としても、近隣商店街とさらなる協調を図ることができ、共同で行うイベントの協力体制も強固なものとなった。また、駐車場問題に積極的に取り組み、組合の求心力も強まった。 |