A−36 川上電工協業組合(岡山県)
■住所:〒716-02 川上郡川上町大字地頭1672-1 ■電話番号:0866(48)2275 FAX:(48)3073
■設立:昭和45年12月 ■業種:自動車・同付属品製造業 ■組合員:5人
■出資金:30,400千円 ■組合形態:全部協業型組合 ■職員・従業員:45人 ■常勤理事:1人

受注のオンライン化により生産性の向上を実現
 主要取引先と協業組合を設立し、製品の多角化による売上高の増加を図るとともに、オンライン受注システムの構築により生産性の向上を実現した。
○協業の背景
 昭和38年、ダイカスト加工業者が、共同受注・生産を目的として、協同組合を設立したが、三菱自動車系の電装部品会社から自動車ヘッドライト組立の受注が増加し、個々の組合員が生産していたのでは対応が困難になってきた。そこで、協業組合に組織変更し、事業の統合、規模の適正化により生産性の向上を図るとともに、自動車部品・付属品加工に進出して行くこととした。

○事業の概要
 三菱自動車系大手下請会社を含む6社で協業組合を設立。自動車電装部品から農機具部品、自動車部品・付属品(プレス加工、溶接・組立)製造へと多角化が進んでおり、自動車関係部品の製品アイテムは約200点にのぼる。大手下請会社が発注先であることから、組合はオンラインで受注、生産、納入するシステムを構築するとともに、同社の指導のもと工程管理、工場組織の整備、従業員教育並びに技術力の強化を図った。これにより三菱自動車の溶接技術認定工場となり、製品アイテムは更に拡大している。

○成   果
 協業化により、売上高・取引先が増えるとともに、生産性の向上を実現することができた。また、工場の作業環境も改善され、3Kイメージも払拭されている。