A−33 有田かまぼこ協業組合(和歌山県) |
■住所:〒649-03 有田市宮崎町371 ■電話番号:0737(83)2123 FAX:(83)2143
■設立:昭和44年12月 ■業種:水産物練製品加工・販売業 ■組合員:5人
■出資金:28,000千円 ■組合形態:全部協業型組合 ■職員・従業員:61人 ■常勤理事:5人 |
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生産統合により生産力・販売力が強化され経営体質も向上 |
他産地との競合の下、安定した地位を確保するため全部協業化。組合員相互の固い結束のもと、生産力のアップ、得意先の開拓により体質は強化された。 |
○協業の背景
魚肉を原料とする練製品加工業者の主要販路は、和歌山市内の中央卸売市場であった。しかし、同市場において、経営規模の比較的大きい和歌山地区の業者等との競争が激しいうえ、他の販売先においても県下の産地と競合していた。このような状況の下、安定した地位を確保するため、同業者8社で協業組合を設立した。
○事業の概要
組合設立前の組合員の売上高は1億1,000万円程度であったが、現在では、10億円に達している。売上の増加要因としては、生産力のアップ、コストダウン、衛生管理水準の向上等により生協や量販店の信頼が高まったことがあげられる。生産品目については、組合設立時と同様、かまぼこ、てんぷら、ちくわが主力となっている。
○成 果
全自動機械の設置等による設備の増強、大量仕入による原材料価格の引下げ、従業員の適正配置等による生産力のアップ、コストダウン、技術力・生産性の向上、衛生水準のアップ等が実現した。それに伴い有力企業との取引が実現し、組合の財政基盤も確立されている。成功要因としては、前専務理事のリーダーシップと、理事長始め理事の意思疎通、結束力の固さがあげられる。 |