A−32 協業組合太成(和歌山県) |
■住所:〒649-21 西牟婁郡上富町朝来2359-1 ■電話番号:0739(47)3700 FAX:(47)3770
■設立:昭和52年11月 ■業種:ボタン・身辺細貨等製造業 ■組合員:10人
■出資金:30,000千円 ■組合形態:全部協業型組合 ■員・従業員:126人 ■常勤理事:5人 |
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生産統合を機に多角化を積極的に展開 |
ボタン製造の協業化を機に大型自動機械を導入したことで、生産力・生産性・技術力が向上した。その結果、得意先の開拓につながり、新分野への進出も可能となった。 |
○協業の背景
ボタン製造業界は零細企業で構成されているため、事業活動を展開するにも様々な制約を受けていた。そこで、田辺商工会議所が中心となって体質の改善を図るため企業集約化を推進、昭和41年、企業組合を設立することとなった。その後、ユーザーである縫製業者の海外展開が進み需要が低下、これに対応するため、昭和52年11月、協業組合に組織変更した。
○事業の概要
組合設立により資金力が強化され、大型自動機械の購入が可能となり、企業体質も向上した。また、ユーザーである縫製業者の海外展開に伴い、組合も海外に進出することとなり、近く上海工場を竣工・稼働させる予定である。また、時代の変化を先取りするため、別会社を設立し、@不動産、建設、建築資材製造分野、A老人ホーム等の社会福祉分野、B飲食、ホテルなどのサービス分野にも進出している。
○成 果
大型自動機械の導入により、生産力・生産性・技術力が向上するとともに、大手企業との取引が実現した。組合設立以前は、メンバー全体の年間売上高は3,000万円程度であったが、ピーク時には22億円にも達した。また、グループ企業数は組合を含めて22となり、グループ全体の売上高は150億円にも達している。この結果、優秀な人材を確保できるようになった。 |