B−77 大分県味噌醤油工業協同組合(大分県)
■住所:〒870 大分市中島西3-2-9 ■電話番号:0975(36)3311 ■FAX:(36)3312 ■設立:昭和24年11月 ■業種:味そ・しょう油製造・販売業 ■組合員:68人 ■出資金:3,800千円 ■地区:大分県 ■組合形態:同業種網羅型組合 ■職員:5人 ■専従理事:1人

●傘下に生産工場を持ち、組合員の全てのニーズに対応
 全国に先駆け、構造改善事業を推進するために、大手2社を核とする醤油と味噌の協業工場4社を設置、組合員の人手不足の解消に役立っている。

○事業の経緯
 明治38年、県下の醤油製造業者により大分県醤油(協)が、昭和14年、味噌製造業者が大分県味噌(工)を設立した。その後、42年に両組合が合併して現在に至っている。実施事業としては、(1)醤油用原料の小麦、味噌用原料の米・大豆・味噌麦の組合員への供給、(2)醤油のJAS検査、(3)火災保険加入斡旋などを行っている。

○事業の仕組
 取扱品目は、大豆、米、麦などを対象とし、その取扱高は、年間9億円に迫っている。米・小麦に関しては、組合員の必要とする数量を集計し、上部団体である全国味噌工業(協連)、全国醤油工業(協連)が全国の数量をまとめて食糧庁に申請する。また、大豆に関しては、数量を集計した後、商社から買付け組合員に配送している。本県は味噌、醤油とも移出県であり、出荷量は全国ベースとは逆に増加傾向にある。特に大手2社の販売数量が伸びている。

○組織の体制
 事務局として、専務理事の下に参事、主事等の職員を配置し、各自原材料の斡旋、販売、集金、支払い業務を行っている。また、原材料の情報収集及び買付の担当者を置いている。

○成 果
 組合への加入率が高く、取扱量も全国5指の中に入る。このため、高度化資金を活用した協業工場建設も比較的に容易であった。特に醤油・味噌の協業工場ができたことにより、組合員の製造作業員の不足緩和に役立っている。