○事業の経緯
共同購買の主要7品目は、市水道部から個別に購入していたが、昭和51年に組合へ移管、組合を通じてしか購入できない。別の約40品目については、品目の拡大、製品の低価格化、新製品の開発や仕入先の開拓(現在約25社)など、その充実を図ってきた。
○事業の仕組
組合員は、組合に電話かFAXで注文し、製品引渡しは、倉庫(在庫センター、規模は207平方メートル)で行われている。組合員の状況によっては、卸メーカーから直接現地へ配送する等、弾力的な供給体制を整えている。在庫センターの平均在庫高は約1,200万円で、回転期間は約20日である。組合員に対しても、自社倉庫のストックを圧縮し、品質の劣化や在庫の固定化防止など、充分な機能を発揮している。今後はきめ細かで、合理的な在庫管理方式を導入し、より親しまれるセンターを目指している。
○組織の体制
品目、数量、仕入先、価格など基本事項は、理事会で決定し、実務は専任1名で業務を推進するほか、事務職員4名が補佐する体制である。
○成 果
平成5年度の実績は、2億1,870万円(主要品目2,620万円、一般品目1億9,250万円)でその収入は組合収入の34.4%に当たるほど有力な財源である。市の公共下水道供用区域の拡大や住宅建設にも明るい兆しが見え始め、取扱高の増加が見込まれている。
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