B−38 石川県ゴム入織物工業協同組合(石川県)
■住所:〒929-11 河北郡七塚町白尾口44-1 ■電話番号:0762(83)1154 ■FAX:(83)1156 ■設立:昭和36年9月 ■業種:ゴム入細幅織物製造業 ■組合員:167人 ■出資金:17,120千円 ■地区:七塚町ほか4町 ■組合形態:産地組合 ■職員:3人 ■専従理事:1人

●共同購買事業の再強化を柱に組織の再建を目指す
 繊維産地を取り巻く厳しい環境のなかで、長年にわたり実施してきた原糸や副資材の共同購買事業の再強化を柱に、組合組織特に財務の再建運動に取り組んでいる。

○事業の経緯
 ゴム入細幅織物の全国一の産地である河北郡を中心とする中小企業者が集まり、昭和36年に設立された当組合は、当初より現糸や副資材の共同購買事業に取り組んできた。これは、問屋資本による生産者支配を打破するとともに主要原材料の安定かつ適正な価格で確保することを目的とするものであった。

○事業の仕組
 基本的には、組合員からの発注に基づいて、組合が複数の仕入先(商社等)との価格交渉を行い、組合員に供給する委託仕入方式をとっている。一部の副資材等については、組合が見込仕入を行い、一定量の在庫を確保することによって、組合員に対る迅速かつ小ロボットの供給を可能にしている。

○成 果
 組合設立以来、組合員の経営合理化と経済的地位の向上の中心的役割を担ってきたが、近年の円高の進行や不況は組合員の経営を直撃し、また織機登録制度の廃止もあって、組合事業も減少傾向をたどり存亡の危機に直面した。そこで平成4年度に組合再建対策特別委員会を設置し、組合の再建方策を検討し、増資の実施とともに本事業の抜本的な再強化に取り組むこととなった。以来、購買委員会が中心となって本事業の利用率の向上のための方策を検討し、組合経営の合理化による組合供給基準価格の低減に努めた。また、理事長、専務理事を先頭に、組合員の理解と協力を求める活動を強化した。その結果、減少を続けてきた取扱高が増加に転じ、5年度も極めて厳しい環境にも拘らず、一定の取扱高を確保することができた。これにより、組合の求心力が回復し、現在、財務面においても着実に再建が進んでいる。