○事業の経緯
当業界は合理的な経営組織や労働環境の整備が遅れ、新規採用者の減少、従業員不足を招いており、時短をはじめとする労働環境改善についての実態把握と改善方策の設定が重要であった。
○事業の仕組
組合員事業所の労働環境について経営者及び従業員に対するアンケート調査を行うとともに、事業所訪問を行って実態を把握した。これに基づいて改善課題と方策を明確にし、提言としてまとめ、普及講習会を行った。
○組織の体制
組合の委員会の一つである教育委員会のメンバーを中心に当事業の委員会を組織し、調査提言については、リサーチセンターと中小企業診断士に委託した。
○成果
組合としては、組合員事業所における労働環境の実態が把握でき、組合として取り組むべき課題をつかむことができた。主な課題は経営者の意識革新、生産性の向上、マーケティング力の向上等による労働環境の改善、従業員教育の推進であった。
また、組合員としては、労働環境についての県内の平均像や従業員の意識を知ることができ、改善の基本的な方向を把握することができた。
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