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○事業の経緯
近年、産業廃棄物は多種多様化しており、その排出量も膨大な量にのぼり、公害問題は大きな社会問題としてクローズアップされている。当時、富山県内の鋳物業者のほとんどは、廃砂を空き地に埋めたり産業廃棄物処理業者に委託するなどして処理を行っていたが、公害責任の原因者負担という観点から、最終処分地の確保が困難となり業界の緊急課題となっていた。こうしたことを背景として、高岡市を中心とする鋳物業者が組織化(組合)を図り、廃砂処理事業を行った。
○事業の仕組
県内の対象者全員が参加しており、事務局の管理のもとで、組合が指定した処理業者が月に1〜2回の割合で各組合員の鋳物廃砂を組合の中継基地に収集し、一定量ごとに契約した最終処分地へ運搬・投棄するという仕組となっている。
○組織の体制
当業界の指導的地位にあった初代理事長と現専務理事の高い認識と熱意のもとに、その人脈・人望を生かし組合を設立した。組合では計量・堆積・汚水浄化をする中継基地を建設するとともに、地権者から契約を取り付けて樹木伐採・防水シート・素堀排水・土留工事・中和層・覆土・緑化システムの最終処理場を確保・建設した。
○成果
各鋳物業者から生ずる廃砂を自作業処理したり、高い料金を払って業者に処理を委託していたが、その処理場の確保が困難となり、引き取りを拒否される事態も生じてきていた。また法改正による取締強化で個々の企業が受ける調査・指導対応も大変になってきた。そこで、当組合を設立して一気にこれを解決した。現在年間1万トンを処理している。
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