○事業の経緯
夏期の電力需給状況はピンチを招くなど社会問題となりつつある。電力経費(買電力料金−自家発電費用)の節約及び将来計画として、排熱を暖冷房エネルギー源として活用し省エネに寄与する目的で、組合に自家発電設備を設置した。
○事業の仕組
組合員ごとに小メータを設置し、従前の買電力料金の率で毎月の使用電力料を組合で徴収している。これから自家発電費用と買電力料金(契約基本料金と夜間の料金)を差引いた残余の資金(5年度年間約2,600万円予想)については、発電設備に対する借入金返済及び販促事業資金として活用している。この結果、借入金返済や販促事業等に対する賦課は極めて軽減されることとなった。
○組織の体制
自家発電の運転については専門的技術知識が必要であるため、事務局において常時委託先の外部業者に対する指揮監督を行っている。
○成果
自家発電設備は平成5年3月に完成したが、点検のため稼働は、平成5年8月となった。その後の発電量は、平成5年8月129,800kWH、9月175,850kWH、10月161,800kWHと順調に稼働している。
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