H4先進組合事例、第一精密工業協同組合〔長野県〕
■住所:〒392 諏訪市大字中州4,771 ■電話番号:0266(52)6060 FAX:(58)3167 
■設立:昭和33年11月 ■業種:精密機械金属製造業 ■組合員:28人 ■出資金:43,558千円 
■地区:諏訪市ほか1市1郡 ■組合形態:工業団地組合 ■職員:5人 専従理事:1人
■青年部 構成員数:20人 ■結成:昭和50年10月

次世代を担う若手経営者グループとして活動する青年部
 これからの経営変革を次世代後継者に期待するため、育成の場として「青年部」を位置づけている。青年部もその期待に応え、主体的な活動展開している。

○組合の概要
 当組合は、諏訪地域の精密工業を中心とした機械金属製造業28社により組織された工業団地組合である。事業は教育事業、設備リース事業等多岐にわたり、組合員企業を広汎にバックアップしている。現在、地域業界の中核的集団として活躍している。

○青年部結成の経緯・組織構成
組合設立後30年余を経過しているため、組合員はほとんど世代交替の時期にある。これら後継者育成の場として、昭和50年に青年部が結成され、現在20人が加入している。青年部結成当初から、大幅な自主性が与えられているため、主体的に活動を実施している。

○活動内容
組合からの受託事業として団地PR事業、納涼大会の実施等あるが、これらはすべて青年部の手で企画・実施されている。また、独自事業として日新交流(研究・情報)、融合化促進、全国中小企業テクノフェア参加、海外交流、技術交流、CI研究など幅広く事業を展開している。

○活動体制
 一般に青年部にはリーダー的な人材がいるのが通常であるが、当青年部は、次世代経営リーダーになる場合の経験にもなるとして、部長の交替制をとっている。しかし、事業面では継続性もあり、事業ごとの委員長は留任している部分もある。運営資金は207万円(平成4年度)であるが、組合からの補助は50万円で、他は主として会費、事業負担金により賄われている。