H4先進組合事例、飯山仏壇事業協同組合〔長野県〕
■住所:〒389-22 飯山市大字飯山1,436-1 ■電話番号:0269(62)4019 
■設立:昭和32年7月 ■業種:仏壇製造・販売業 ■組合員:32人  ■出資金:200千円 
■地区:飯山市 ■組合形態:産地組合 ■職員:2人
■青年部 構成員数:19人 結成:昭和61年4月

仏壇の街づくりを通じて産地振興を目論む
 仏壇産地の振興は、地域おこし活動と連動しなければ達成できないと考え、現在青年部は、地域特性を活かし「寺と仏壇の街」づくり活動に真剣に取り組んでいる。

○組合の概要
 当組合は、飯山市を中心に仏壇製造業者32人により昭和32年7月に結成された産地組合である。当産地の仏壇は「飯山仏壇」とよばれ、国の伝統産業の指定を
受けており、その商品表示も当組合により行われている。

○青年部結成の経緯・組織構成
 組合員は、意思疎通が図られコミュニケーションもよかったが、次世代リーダー達は全く横の関係はなく、話す機会もなかった。当初、数名の組合員の後継者が相寄り懇親を図っていたが、その中から、古い仏壇、仏具を焼却するための「仏壇祭」の企画が生れた。これを契機に若い人達の集まりができた。これが現在の青年部へつながり、61年4月、青年部が結成された。当青年部は組合組織の一環となっているが、実体は極めて自立性の高い活動を行っている。

○活動内容
 当青年部結成以来、組合の最大イベントである「奥信濃特産まつり」の企画・実施を青年部が引き受けて行っているほか、独自事業とし「仏壇祭」「燈篭流し」を実施している。最近では「仏壇の街づくり」の一環として市内の仏壇店集積の街にある試作展示館に”金箔張りトイレ”を建設するなど、街づくり活動にも参画している。

○活動体制
 青年部には企画、催事の2委員会が設置され、部員はすべて何れかに委員として参画している。いわば全員参加により運営されている仕組みを持つ。