A−39 四日市一番街商店街振興組合(三重県)

■住所:〒510 四日市市諏訪栄町3-12 ■電話番号:0593(54)5272 ■FAX:(53)1110 ■設立:昭和39年6月 ■業種:小売業、サービス業 組合員:106人 ■出資金:5,910千円 ■地区:四日市市諏訪栄町 ■組合形態:商店街組合 ■職員:5人 ■専従理事:1人


●ハロースペース事業、ループバス事業で活性化をスタート
 【活性化ノウハウの要点】商店街東端スペースを組合所有として情報発信の場としレトロバスの導入により話題を高め来街者に利便を提供。
 【活性化への取組みの要点】組合トップのリーダーシップと事務局が日頃培った人脈により新事業を企画・検討。その成果が組合員の意識を変え組合活動活性化の一助となっている。

○活性化を必要とした背景・経緯
 近鉄四日市駅西の松坂屋四日市店を含むアムスクエアの開店、近鉄百貨店の増床改築等厳しい商業環境の変化に対応し、商店街の集客力を増すために新事業を展開する必要に迫られた。

○活性化ノウハウの内容
 当商店街で問題となっていた (1)商店街の東端の空屋を組合資産とし、かつ情報発信の場とするため、 (2)駐車場不足による交通渋滞を緩和し来街者の利便を高め集客力の増加を図る必要から、(1)については、ハロースペース事業、(2)については、ループバス事業を実施することを企画した。ハロースペース事業は地元作品等の展示場として平成3年7月29日16坪で開設、ループバス事業はレトロ調バス2台 4.5km間運行を11月9日より実施した。

○活性化への取組み内容
 ハロースペース事業の所要賃金は2億2,000万円、ループバス事業は4,900万円と巨額の資金を要して実施した。本事業に際しては、理事長が外部機関に対して根回しを行い役員会の承認を得て専務理事及び事務局が日頃から培った人脈を活かして正規のルートによりながら事業を推進し、高度化資金の導入を図ることができた。

○活性化ノウハウ発揮後の効果
 ハロースペース事業は、開設後フル活用の状況であり、地元作品の展示のみでなく組合の会合等にも活用されている。ループバス事業もレトロ調バスが話題を呼び、マスコミに紹介されたこともあって来街者の増加に寄与している。組合員は当初、危惧感を抱いていたが、所期の成果が得られたことから組合への意識も高まりつつある。