○活性化を必要とした背景・経緯
素材生産業者は、森林所有者と製材業者の中間に位置しているが、国産材の需要の低下、価格の安値化、建築様式の変化、外材の流人等により深刻な影響を受けた。しかし、小規模事業者が多い業界特性から個々の力では限界があり、組合を設立してこれらの諸問題に対処していく必要があった。
○活性化ノウハウの内容
当組合では、国産材の受給の安定化を図るため、国・県の施策に対し全面的協力を行った。国・県の施策を積極的に受け入れ、その補助金をもって業界の活性化及び組合の運営する原木市場の合理化、OA化を図った。役員、特に組合設立以来常勤の専務理事の組合に対する情熱とそのリーダーシップが活性化への担い手となっている。
活性化への取組み内容
営林署、県林務部、県林業事務所等の指導・助言のもとに国産材の安定供給を図り、間伐材生産の担い手となるべく組合を活用した。組合の原木市場を運営するとともに、木材流通改善事業、間伐材はい積事業、間伐材展示事業、間伐促進強化対策事業等の補助金を受け入れ、組合事業の活性化と業界全体の近代化・合理化に活用した。
活性化ノウハウ発揮後の効果
国・県の補助事業は、業界全体の地位の向上に資するものであり、これを積極的に推進したことは業者の意識革命をもたらした。光センサー付自動選別機の導入、グラップ付ログローダーの導人、コンピュータ導入による事務合理化等により原木市場の利用はー段と活性化された。
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